東京女子医科大学脳神経センター神経内科
1989 年 78 巻 5 号 p. 672-673
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慢性進行性小脳症状を呈したクリプトコッカス髄膜脳炎の1例を報告した.症例は61才女性で,めまい,悪心,難聴で発症し,さらに歩行障害,構音障害,頭痛,微熱,尿失禁が順次出現した.入院時,四肢・躯幹失調を認め,髄液にてリンパ球増加と糖減少,培養にて莢膜陰性のCryptococcus neoformansが証明された. Amphotericin B, 5FC併用療法にて髄液所見,小脳症状は改善した.
日本内科学会会誌
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