三井大牟田病院神経病総合医療センター神経内科
荒尾市民病院神経内科
1999 年 88 巻 2 号 p. 344-346
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症例は35歳,妊娠7カ月の女性.妊娠経過に異常はなく,過去にも2度の正常分娩を経験している.妊娠7カ月目に歩行時のふらつき,嘔気・嘔吐のため入院となった.初診時より両側眼球に同期性・非周期性のクローヌス,および頭頸部・四肢にも非周期性のミオクローヌスを認めOMSと診断.産科医と連携の上ステロイドを投与し数カ月でOMSは消失し正常分娩を得た.現在まで妊娠中に発症したOMSの報告はなく,発症機序を考えるうえでも貴重な症例と思われ報告した.
日本内科学会会誌
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