埼玉医科大学総合医療センター神経内科
2013 年 53 巻 7 号 p. 513-517
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症例は抗アクアポリン4(AQP4)抗体陽性の視神経脊髄炎関連疾患(NMOSD)の49歳女性である.フィンゴリモド(1.25 mg/日)投与を開始し,治療10日後に急激な意識障害,失語症,右半側空間無視,右片麻痺が出現し,多巣性白質病変を呈し急性増悪をみとめた.抗AQP4抗体陽性のNMOSD症例へのフィンゴリモド投与は,症状の急激な増悪をみとめる可能性があることを報告する.
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